2016年
エルザ・ギヨーム Elsa Guillaume
- デッサン
- 彫刻
- タラ号太平洋プロジェクト
「私の作品は、旅や探検、発見といった物語を糧としています」
旅ノート
1989年にカルパントラで生まれ、パリ美術大学を卒業したエルザ・ギヨームは、2015年にCOAL賞を受賞、初のタラ号太平洋プロジェクト・乗船アーティストに選ばれ、2016年9月~10月、イースター島からパペーテ間を乗船しました。
エルザ・ギヨーム Elsa Guillaume
エルザ・ギヨームは船上で、旅ノートという紙素材のノートを愛用しました。日々のスケッチやメモ、エピソードを書きとめることができ、後に「コーラルコスモグラフィー」という昔の海洋地図であるポルトラノ海図をイメージした大きな地図の制作に生かされます。
「物語を聞いたり読んだりするだけでなく、一人でスケッチブックを持って飛び出し、世界の不思議を目にしたいと私を突き動かしているのは、好奇心です。2010年に、私は陶芸と同時にダイビングを始めました。この二つは私の美に対する感性に大きな影響を与え、私の芸術作品と海底の捉え方に大きな変化をもたらしました。
タラ号と一緒に、私は太平洋の神話的な島々や群島を巡る本物の航海を楽しみました。この冒険に臨むにあたって事前に構想していた私の旅ノート製作プロジェクトは、探査の旅からインスピレーションを得て生まれた陶芸作品と一緒に展示される予定です。水中とユートピアの旅をテーマとした作品です。