2017年

大小島 真木 Maki Ohkojima

「絵を通して海の物語を伝えることで、未来の世代にメッセージを送りたい」


地球の環世界:大小島 真木のアート

1987年生まれ、東京都東久留米市出身。2011年に女子美術大学大学院美術専攻修士課程修了後、日本、中国、ポーランド、メキシコ、インドなどで滞在制作。

大小島 真木 Maki Ohkojima

大小島 真木の作品は、人間、環境、動物、スピリチュアルな世界など、物理的・エネルギー的に絡まり合う、生と死の諸相を描くことを追求しています。

若干33歳にして多作な経歴をもち、彼女自身の内なる世界を通した自然や世界のビジョンを描いた絵画、壁画、ビデオ作品で観客を魅了しています。

「多様な作品は、生々流転する世界を一種のフィルターもしくはメディア(巫女)となって作品へともたらしたもの。それらは人間の善悪から離れ、カオティックな形態や状態のままで放出される。呼吸にたとえれば、遍在する有象無象を吸い込み、全身全霊で世界に精気を吹き込む作業といえるだろう。」と美術批評家連盟会長の四方幸子さんは述べています。

彼女の作品には「前近代的な技法の影響が見られ、古代の神話、シャーマニズム、世界のさまざまな文化圏で今日まで続いている儀式を大胆に取り入れている」と、東京・森美術館チーフキュレーターを務める片岡真実教授は述べています。

タラ号の船上生活からインスピレーションを受けた大小島 真木の作品をご覧ください。

Œuvre de Maki Okhijima : L’oeil de la Baleine
「鯨の目」、フランス・パリ水族館での展示会風景
2018-19年
© Serge Koutchinsky
Œuvre de Maki Okhijima : Coral Heart
「珊瑚の心臓」/2017年
アルシュ水彩紙、鉛筆、色鉛筆、水彩、アクリル/ 33.5 × 24.3cm
タラ号プロジェクト乗船より生まれた作品
©Maki Ohkojima

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