“芸術と科学”をテーマにしたイベントを開催しました
芸術と科学のつながりとは?
日仏会館で”芸術と科学”をテーマにしたセミナーとパネルディスカッションのイベントを2023年9月29日(金)に開催しました。
イベントは、在日フランス大使館科学技術参事官、デディエ・マルティ=ドシュ博士の開会のご挨拶、そしてフランスから来日したタラ オセアン ジャパン代表理事、エチエンヌ・ブルゴワの挨拶から始まりました。
講演では、タラ オセアン ジャパンの事務局長のパトゥイエ由美子と理事のシルバン・アゴスティーニが登壇。
今年20周年のタラ オセアン財団の活動や、日本でも関連がある研究結果のご紹介、タラ オセアンジャパンの活動などをお話しました。またテーマにもあるアートと科学がタラでどのように相互作用しているかもお伝えしました。
パネルディスカッションでは、アーティストでタラ オセアン ジャパン理事の日比野克彦さんがファシリテーターとなり、芸術・科学部門でご活躍の方々が、科学、美術史、ヴィジュアルコミュニケーション、アートの視点でアートとサイエンスの関係性を語りました。
中秋の名月である9月29日にイベントが行われたことから生まれた、冒頭の日比野さんの言葉が印象的でした。
「かつての日本では人は美しい月を見て”うさぎがいる”という想像を巡らせました。一方で、別の場所では、月に何があるのか想像を膨らませ、望遠鏡を発明しました。月を見て感じ、想像したことで、アートや科学に繋がりました。2つは分け隔てるものではないと思うのです。補完しあうものなのです。」
その他にもたくさん心に残る言葉があり、参加者の方からも「実のあるイベントだった」と好評でした!
イベントの後は、在日フランス大使館にて科学の幽玄 2023の受賞者の発表とセレモニーに参加。
科学の現象をアートとして評価するこのコンテストは、芸術と科学の融合がまさにわかります。
今回、イベントを大成功に導いてくださった在日フランス大使館科学技術部と日仏会館、またイベントのスポンサーであるロート製薬、ヴェオリア・ジャパン、アニエスベージャパンに御礼申し上げます。