目的
前例のない大規模調査
この繊細なサンゴ礁生態系はどのように機能しているのか?
サンゴ礁は地球規模の変化や、地域的な環境圧力の影響にどのように適応していくのか?
生物多様性におけるサンゴ礁の重要性を広く共有する。
「生物の多様性に関する条約(生物多様性条約)」において、これらの生態系を保護するよう提唱する。
© Fondation Tara Océan
2016年5月に母港であるロリアンを出港したタラ号は、史上最も大規模なサンゴ礁探査を行いました。
2年半に及ぶ探査プロジェクトで、10万km以上を移動し、2,677回の調査ダイビングの実施。
世界最大の海・太平洋のサンゴを観察するという目的を達成するためには、これほどの時間が必要だったのです。
わかったこと
サンゴ礁間の健康状態の比較
現在、サンゴ礁は気候変動が安定し、新しい環境に適応するまで、悪化し続けると予測されています。
タラ号太平洋プロジェクトのデータは、地域的な攪乱(汚染、都市化、土壌侵食による堆積)の影響と、地球規模の変化(地球温暖化、海洋酸性化)の影響を切り分け、両方の影響を受けたサンゴ礁群の健康状態を測定する貴重な手段となっています。
© Fondation Tara Océan