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概要

2046年まで10回連続の探査

タラ極地ステーションは、北極海の生態系を研究するための、唯一無二の観測・研究拠点です。
この流氷上の移動基地は、2026年から少なくとも20年間にわたり氷の上に設置され、2046年までに10回の連続探査が実施される予定です。

タラ極地ステーション
  • 北極での調査期間:20年間

  • 10の探査

  • 18か月連続のミッション

  • 90%の期間を氷に閉じ込められた状態で活動

「長期的にはこれらの探査によって、2050年に向けたヨーロッパの気象モデル予測の精度向上や、気候変動が地球の仕組みに与える影響の理解が進むでしょう。 その成果は、北極域および世界の海のガバナンス(管理・政策)を改善するための政策立案にも活かされます。」クリス・ボウラー/タラ・ポラリス I 副ディレクター

タラ号でテストされたDNA解析の技術を、現地で活用します。

海氷上を漂流する極地科学基地タラ極地ステーションには、2046年までの複数回にわたる連続漂流探査を通じて、世界各国の研究者が乗り込みます。

北極、気候変動の監視役

北極海は、孤立した極限環境であり、私たちの理解はいまだ十分ではありません。衛星による観測の多くは北緯80度以北まで届かず、この環境の中心部で生きる生物が、光・気温・海氷・海洋の動きといった強い季節変動にどのように向き合い、一年のほぼ半分を占める長い極夜をどう生き延びているのかは、ほとんど分かっていません。

ここ数十年、この唯一無二の生態系は、気候変動による温暖化や人間活動に由来する汚染によって、ますます脅かされています。変化のスピードが非常に速く、さらに北極で起きていることが地球全体に影響を及ぼすことから、北極は「気候変動の監視役」といえます。
しかし、これらの現象を正しく理解し、一年を通した完全な観測を行い、年ごとの変動を追跡するためには、現地での観測が不可欠です。
タラ極地ステーションは、これから数十年にわたり、北極の変化の“証人”となるでしょう。

北極探査で未来への影響を予測する
タラ ポラリス科学拠点のタラ極地ステーション

チーム

科学コンソーシアム

以下の一覧には調整・運営委員会のみを記載していますが、全体のプロジェクトチームにはこのほかにも多くのパートナーが参加しています。

Marcel Babin

Scientific Director of Tara Polaris I – Oceanographer, Laval University / CNRS

Lee Karp-Boss

Co-chair, Oceanographer, University of Maine (USA)

Chris Bowler

Co-chair, Biologiste, ENS/CNRS (France)