大阪・関西万博に出展:ジャン・ジュリアンが贈る「大阪海獣」— 海洋保全への想いを発信

タラ オセアン財団は、大阪・関西万博のフランスパビリオンにて、パートナーであるアクサグループの支援のもと、CofrexおよびNANZUKAと連携し、フランス人アーティスト ジャン・ジュリアンによる特別展示「大阪海獣」を、2025年5月15日(木)から6月11日(水)まで開催します。

「物心ついた頃から、海は私にとって強い影響を与える存在でした」と語るフランスの著名なアーティスト、ジャン・ジュリアン。彼の海への深い情熱を原動力に、来場者を海の世界へと誘う、親しみと驚きに満ちたアート体験が生まれました。

©Jean Jullien _Osaka Kaiju_, courtesy NANZUKA, Fondation Tara Océan et Axa 2025

本展示では、「愛の讃歌」をテーマにしたフランスパビリオンの200㎡を超える空間に、船と海洋生物の中間のような、浮遊する巨大な“やさしい怪獣”「大阪海獣」が登場します。人の姿を思わせるこの不思議な存在が、私たちを未知なる海の世界へと導いてくれます。

ジャン・ジュリアンの作品は、ユーモラスかつ鋭い視点から、現代社会と自然環境の関係性を問いかけます。
彼のユニークなキャラクターたちは、日本の現代カルチャーにも着想を得ており、詩的な世界観の中で、まだ私たちが十分に知らない“海”とのつながりを描き出します。

本展示は、タラ オセアン財団の活動の一環であり、6月9日(月)〜6月13日(金)に実施される「オーシャンウィーク」のハイライトを飾る企画です。同期間中、フランス・ニースではフランスとコスタリカが共同ホストである、国連海洋会議(UNOC)が開催され、タラ オセアン財団は国連特別オブザーバーとして積極的に参加する予定です。国連海洋会議(UNOC)は、海洋が直面する地球規模の課題に対して、各国が協力し、具体的な政治的解決策を提案することを目的としています。

大阪・関西万博は、世界中の人々、そしてとりわけ日本の来場者に向けて「海を守ること」の重要性を伝え、共に未来を考える、またとない機会となるでしょう。

さらに、タラ オセアン財団が2026年に開始する新たな探査プロジェクトの発表の場ともなります。このプロジェクトは、地球温暖化の影響を受ける東南アジアのサンゴ礁におけるレジリエンス(回復力)に関する調査を目的としたものです。

■ジャン・ジュリアンのアートワークを使用した商品を販売

本展の開催にあわせて、アニエスベーでは、ジャン・ジュリアンが本展のために制作したアートワークを使用したアーティストTシャツに加え、ステッカーやポストカードセットを、一部店舗にて5月中旬より販売します。

取り扱い店舗:

青山店 / 渋谷店 / 渋谷スクランブルスクエア店 / 銀座松屋店 / 京都BAL店 / 心斎橋大丸店 / 神戸阪急店 / テラスモール湘南店 / 広島そごう店 / サクラマチ熊本店 / 静岡伊勢丹店 / 京都伊勢丹店 / 仙台藤崎店 / 大分トキハ店 / 鹿児島山形屋店 / マークイズみなとみらい店 / グラングリーン大阪店 / ワンフクオカbld店 / 梅田阪神店 / 梅田阪急 / ららぽーと EXPOCITY / なんばパークス店 / 天王寺ミオ / ボヤージュ阿倍野近鉄 / ボヤージュ大阪高島屋 / ミナモア広島/ 公式オンラインブティック

アニエスベー公式オンラインブティック

■ジャン・ジュリアンによる解説動画を公開
ご来場の際にタラ オセアン ジャパンのニュースレター購読をお申し込みいただいた方に、本展のコンセプトをジャン・ジュリアン本人が解説する動画をご視聴いただけるリンクをお送りします。より深い理解で展示をお楽しみいただけます。

■ オリジナルシールをプレゼント
会場では、ジャン・ジュリアンのアート作品を使用したオリジナルシールをインスタグラムのフォローでプレゼントいたします。
※数量限定、スタッフ在廊時のみなくなり次第、配布終了となります。

会期:2025年5月15日(木)~6月11日(木) 28日間

会場:大阪・関西万博会場、フランスパビリオン内企画展示スペース(大阪府・夢洲)

協賛:アクサグループ


1983年フランス生まれ。パリ在住。2008年にロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業後、2010年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得。イラストレーション、絵画、彫刻、インスタレーション、写真、映像、書籍、衣類、デザインオブジェなど、ジャンルや形式を横断する幅広い表現で知られています。彼の作品は、The New York Times、National Geographic、RCA Records、ポンピドゥー・センター、Hermès、Petit Bateau、VOGUEなど、数多くの国際的メディアやブランドとのコラボレーションでも知られています。一方でアーティストとしても、サンフランシスコ、ロンドン、ベルリン、シンガポール、東京、ソウル、ブリュッセルなど世界各地で個展を開催しており、そのユーモアと温かみ、そして鋭さを併せ持つ独自の世界観が高く評価されています。彼のビジュアル・ランゲージは、アカデミックな美術教育に加え、日本の漫画(『聖闘士星矢』『ドラゴンボール』『シティーハンター』)や、フランスのバンド・デシネ、さらにレイモン・サヴィニャック、トミー・ウンゲラー、ジャン=ジャック・サンペといった作家・イラストレーターたちからの影響を受けながら形成されおり、アート、デザイン、ポップカルチャーの枠を超えて、遊び心に富んだ創造性が、彼の作品の根底にあります。2011年には弟のニコラ・ジュリアンとともに映像制作ユニット「Jullien Brothers」を設立。2016年には、Jae Huhと共にソウルを拠点とするライフスタイルブランド「NOUNOU」を立ち上げ、衣類やオブジェ、ラグ、人形などを展開。2022年には、Phaidon Pressより初の包括的作品集を刊行。また、彫刻作品シリーズ《Paper People》《Paper Society》は、DDP(ソウル)、MIMA(ブリュッセル)、GINZA SIX(東京)、ル・ボン・マルシェ(パリ)などで展示され、国際的に注目を集めました。2025年には、大阪・関西万博にてタラ オセアン財団のための特別インスタレーションを発表。さらに同年7月には、NANZUKA ART INSTITUTE(上海)での個展《JUJU’S CASTLE》も控え、現在はそれらのプロジェクトに向けて、一時的に東京を拠点に活動しています。

アクサグループは、保険および資産運用分野における世界的リーダーであり、世界50カ国で15万4,000人の従業員が、9,500万人の顧客にサービスを提供しています。2024年には、IFRS17ベースの収益が1,103億ユーロ、基礎的利益が81億ユーロとなりました。また、2024年12月31日時点で、第三者資産を含む運用資産総額は9,830億ユーロに達しています。

「すべての人々のよりよい未来のために。私たちはみなさまの大切なものを守ります」というパーパスのもと、タラ号ヨーロッパプロジェクト(2023年4月~2024年7月)よりタラ オセアン財団のパートナーとして、スクーナー船タラ号の科学探査を支援しています。

本プロジェクトは複数のパートナーとの協力により実現しました。

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