『芸術未来研究場展 2025』TARA JAMBIO アーティストの作品展示

東京藝術大学大学美術館で開催される『芸術未来研究場展 2025』にて、 2025年のTara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクトに同行したアーティストによる作品が展示されます。

「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」は、海藻や海草によって構成される“ブルーカーボン生態系”の科学的調査と、その重要性の発信を目的とした取り組みです。全国の調査拠点では、科学調査とあわせて、一般の方々にブルーカーボンの価値やタラ オセアンの活動を伝える啓発イベントも実施しています。

また、本プロジェクトにはアーティストも参加し、科学者たちと時間をともにしながら調査に同行しています。アーティストはそこで得た学びや気づきを作品として表現し、海の重要性を新たなアプローチで社会に届ける役割を担っています。

海藻の分類(ソーティング)を手伝うアーティストのみなさん

芸術未来研究場は、アートを人が生きる力の根幹に据え、人類と地球の未来を探求するための組織として、2023年に東京藝術大学のキャンパス外に創設されました。社会のさまざまな領域におけるアートの新たな価値や役割を広めるため、企業・官公庁・研究機関との連携を強化しており、そのビジョンはタラ オセアンの理念とも共鳴しています。『芸術未来研究場展 2025』は、こうした理念にもとづき進められてきた多様なプロジェクトの成果を紹介する場となっています。

2025年度のTara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクトのアート活動は、芸術未来研究場のプロジェクト「SIOME 東京藝術大学×香川大学 せとうち ART&SCIENCE」の一環として行われました。東京藝術大学と香川大学が協働し、アートとサイエンスの融合を通じて、海洋研究を社会とつなぐ新たな表現の可能性を探っています。

2025年度は7か所の調査地点のうち6か所にアーティストが同行し、科学者との交流や調査への参加を通して得た体験を作品として昇華しました。その成果を、ぜひ会場でご覧ください。

Tara JAMBIO 参加アーティスト

芸術未来研究場展2025

日時:2025年11月21日(金) ~ 2025年11月30日(日) 

午前10時 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)

場所:東京藝術大学 大学美術館 (東京都台東区上野公園12−8)

観覧料:無料

芸術未来研究場展 2025
Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト

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