Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクトに向けたクラウドファンディングを開始

2024年に始動する新たな科学プロジェクト「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」にかかる資金を調達するため、クラウドファンディングに挑戦します。

クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、1,000万円を第一目標に、2023年12月20日(水)から2024年2月16日(金)まで支援を募ります。

クラウドファンディングサイトはこちら

「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」は、日本沿岸域のブルーカーボン生態系を調査・研究しその重要性を広く普及・啓発するプロジェクトです。

ブルーカーボンとは、海洋生物の働きによって海に吸収・貯留されている炭素のことで、この炭素を吸収・貯留する海洋の生態系を「ブルーカーボン生態系」といいます。

ワカメなどの海藻類、アマモなどの海草類、マングローブ、干潟や塩性湿地などがあげられ、海藻や海草が群落をつくる「藻場」は、多くの生物の住処にもなり「海の森」とも言われています。

このブルーカーボン生態系は、地球温暖化の原因とされるCO2の吸収源として近年注目されており、地球温暖化対策に貢献すると期待されています。

しかし、ブルーカーボンが生み出される仕組みは複雑で、その多くはまだ解明されていません。

一方で、人間活動が引き起こした地球温暖化をはじめとする環境変化により、ブルーカーボン生態系の劣化が進み、失われつつあります。

例えば、日本沿岸では近年、藻場が突如として消えてしまう「磯焼け」と呼ばれる現象が頻発しています。

静岡県下田市大浦湾のカジメ場の変化

いち早くこれらの問題を食い止めるためにも、日本全国の沿岸域におけるブルーカーボン生態系の調査・研究及び啓発活動が急務です。また、クラウドファンディングを通して一部の資金を調達する事で、ブルーカーボン生態系の重要性をより多くの人に知って頂く機会にもなると考えています。多額の費用がかかる大規模なプロジェクトを遅延なく計画通りに遂行するために、温かいご支援と応援をお願いします。

シェア