「Art for the Ocean」タラ号乗船アーティスト募集中

タラ オセアンのミッション「探査と共有」を促すため、タラ号の各プロジェクトでは、クルー・科学者・アーティストが出会い、交流する場を生み出しています。
タラ オセアン財団は探査プロジェクトを通じて科学的知見を築くだけでなく、アーティストを船上に迎え入れることで創造的な活動も支援しています。

過去20年にわたり、タラ オセアン財団は数々の探査プロジェクトを重ねながら、地球で最大かつ最も重要な生態系である「海」に関する知識の限界を押し広げてきました。

科学研究と並行して、2003年以来、タラ号のプロジェクトには50名以上のアーティストが乗船してきました。写真家、イラストレーター、メディアアーティスト、彫刻家──それぞれが海の新たなビジョンを形づくることに貢献しています。

次のミッションを目前に控え、タラ オセアン財団はアーティスト・イン・レジデンス・プログラムを正式に 「Art for the Ocean」 と名付けました。
この名前には、「海の保護に取り組むアーティストを結びつけ、その作品を広く一般に届けたい」という明確な思いが込められています。

2024年、パリのサントキャトルで約3万5千人を迎えたタラ号乗船アーティストによる初の大規模展覧会 La Grande Expédition の共同開催、そして2025年6月に国連海洋会議にあわせてニースで開催された「海洋芸術ビエンナーレ」への参加を経て、タラ オセアン財団はこれまで以上に確信していることがあります。
それは、海にまつわる課題への市民の理解と関心を高めるうえで、芸術創造が果たす役割が欠かせないということです。

次回の探査プロジェクト「タラ号サンゴプロジェクト」では、再びアーティストが乗船し、クルーや科学者とともに類まれな人間的冒険を共有します。

タラ号によるこのミッションは2026年5月から2027年末まで実施され、インドネシア・マレーシア・フィリピンに囲まれた海域に広がる「コーラルトライアングル」の秘密に迫ります。研究者たちは十数か所でサンプルを採取し、気候変動による白化に対して特定のサンゴが耐性を示す要因を解明します。

海に関わる重要なプロジェクトに参加し、貢献したいプロのアーティストの皆さま、ぜひご応募ください!

応募はこちらから

応募書類の言語は英語またはフランス語となります

締め切りはフランス時間の11月2日(日)23:59まで

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