科学探査船タラ号
経緯
科学探査船タラ号になるまで
ジャン=ルイ・エチエンヌが設計し、偉大な船乗りピーター・ブレイク卿の手を経て、2003年から、フランスのアパレルブランド「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレとその息子エチエンヌ・ブルゴワの後押しにより、この数奇なスクーナー船タラ号の旅は続いています。
二人は、この船を引き継ぐことを決めたとき、ピーター・ブレイク卿の仕事を発展させ、海の保全のために役立てようと考えました。もともと、極地航行を目的として設計されたタラ号は、2004年のグリーンランド探査で早速氷上を進み、2006年には北極漂流を成し遂げました。
豊かな出会いと変わらぬ友情に恵まれ、タラ オセアン財団の冒険が始まりました。陸でも海でも情熱的で献身的なチームによって支えられ、海の科学の蓄積に貢献し、できるだけ多くの人と共有したいという素晴らしい願望によってタラ号の航行は継続しています。
- 2本 帆柱の本数
- 580,000 km 現在までの総航行距離
- 36メートル 全長
- -41°C 船が挑んだ最寒気温
© Fondation Tara Océan
特徴
海に浮かぶ研究室
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全長
36メートル
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マストの高さ
27メートル
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乗組隊員数
14人
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全幅
10メートル
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喫水
3.50メートル
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載貨重量
130トン
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帆面積
400平方メートル
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船体厚み
4.5センチメートル
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淡水化装置
300リットル/時
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寝台数
16
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航続距離
500マイル
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旗国
フランス
科学探査船タラ号の航海
タラ号ヨーロッパプロジェクト
進行中プロジェクト
ヨーロッパ沿岸生態系の生物多様性に対する人間活動の影響を理解する!
タラ号は2年間、ヨーロッパの沿岸生態系調査に参加する。タラ号ヨーロッパプロジェクトのサンプリングは、欧州分子生物学研究所(EMBL)がTara Oceansコンソーシアム、タラ オセアン財団、他70以上の科学機関と共同で構想したTREC探査プログラム(Traversing European Coastlines/ヨーロッパ沿岸生態系研究)の一環です。この探査では、EMBLの移動研究室による陸上での生物多様性の研究と、タラ号による海上の生物多様性の研究が並行して行われます。